店長 むぎ君ごあいさつ


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こんにちは、店長のむぎ君です。
おなかいっぱい食べるのが大好きな、キジトラの雄です。
このたびはご来店ありがとうございました。

僕は2005年に香川県善通寺市の「和うるし工房あい」に来て以来、2019年まで、ずっと国産漆とともに生きてきました☆
工房がスタートした、2001年は「国産漆100%」を公表して仕事をする漆工房は、各有名な漆産地をはじめ、日本にほとんどなく(これは本当です!) 前例がなく開業以来、工房はずっと暗中模索の日々でした。
この扱いにくくてわがまま… なのに神秘的で美しい、未知の素材「国産漆」をオタクな視点でとらえ、小さな漆工房ならではのほかにはない魅力を発信していきたいと思います。

最初にお伝えしないとならないのですが、残念ながら、弊工房は夫婦二人だけでやっており、量産できません。
また、素材にとことんこだわっていますので、二度と入手不可能な材料も使っており、現品在庫限りで終了するものもよくあります。
気になるものがございましたら、ぜひ早めにチェックしてくださいね。
どうぞ楽しんでごらんくださいますと嬉しく思います。


いつオープンしたのでしょう?
「国産漆のうつわ専門店 和×和」は、国産漆専門工房 和うるし工房あい 漆作家・松本和明、宮崎佐和子 のオンラインショップです。この工房は、国産漆の素晴らしさを多くの方に知っていただきたいという願いから、2001年に香川県善通寺市でスタートしました。当時の日本では、まだ皆無だった「国産漆100%」をキーワードに、純粋な国産漆の表情を活かしたマニアックな作品展開をして、日本各地での百貨店さんでの作品展で作品披露をずっとしてまいりました。

お客様による「遠隔地からでも安全で美しい国産漆の漆器がほしい」とのご要望から、2011年1月よりこのオンラインショップを開設しました。


ほかの特長はなんでしょう。
一般的に「漆器」の制作は長く世間から情報が閉鎖されており、素材や制作内容はお客様の目線からはたいへん分かりにくく、勘違いしやすくなっています。
(中国をはじめ外国の素材、外国で制作した木地を使用して『国内生産』と唱っているもの等)

「国産漆のうつわ専門店 和×和」は、うつわに使用した材料を各商品ページに明記して、お客様に分かる限り、なるべく詳しく開示しています。
「国産漆のうつわ専門店 和×和」は、8才から漆の仕事にたずさわった、国産漆作家・松本和明の40年以上の漆の知識と経験にもとづいています。
オタクの特異な視点で、国産漆の個性・特性を見きわめ、産地の『○○塗り』とは異なる独自の運営をしています。
このショップでは、「手に届く価格で、安全で美しい国産漆のうつわをお探しのお客様」と「国産漆100%というだけでは飽き足らない、日本で最高の国産漆の極みを知りたいというお客様」のために、展開していきたいと思います。

※オンラインショップのみのお品があります。
※オンラインショップのみのお品は作品展には出ません。(和×和のお椀など)
※漆は国産漆のみを使っています。(岩手県産漆、茨城産漆、徳島産漆、香川県産漆 等)
※国産漆にも大きな品質の格差があります。松本和明の目利きで選んだ高品質な国産漆のみ使用しています。
※目に見えない下地や中塗りなどにも、中国産漆、ウレタンなどの合成樹脂は一切使用していません。
※漆上級者の方に「こんな漆の表情があるのか」と目にとめていただけるよう、国産漆の塗り肌の個性を追求しています。
※使用した国産漆の履歴を可能なかぎり公開しています。
  (古い作は履歴が不明な事がありますが、すべて国産漆100%です)
※木地となる木材も、国産材を使用しています。
※希釈、増量を目的とした、灯油等の溶剤や合成樹脂等は一切使用していません。



申し訳ありませんが…。
ふたりだけの小さな工房で、仕入れ・管理・制作・ショップ経営 等 すべてしております。
制作にたいへん時間がかかる作風で、年間制作数も限られています。
また、年に数回の作品展用の作品作りも並行しています。
他の大きな工房さん、販売店さんのように、迅速にお客様のご要望にお応えできないことがあるのが悩みです。が、せいいっぱい努力致します。よろしくお願い申し上げます。


同じ仕様、同じ価格の継続が難しい場合があります。
国産漆(どんな国産漆でもOKではなく、漆掻き職人さんの資質、高品質を見極めてストックしています)、国産材、その他副資材 を多数使っています。
また、近年では、松本和明自身が香川県高松市の工房のウルシ畑で香川県産漆を採取するようになりました。

国産の素材は、価格の高騰もしくは、入手困難になることがよくあります。
逆に、国産素材は安くなったり仕入れがしやすくなったりすることが、ほとんんどありません。
また、弊工房では、先代から引き継いだ昭和のレアな副資材等も使っています。これらもストックがなくなり次第終了となり、全般的に同じ仕様の継続が難しい、オタクな作も多々あります。
もし、目に留まるものがありましたら、お早めにご検討下さいませ。



工房イメージ

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※恐れ入りますが、工房は店舗機能はなく、制作のみの場となっております。工房での展示販売はしておりません。



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工房の漆畑(高松市五色台 2016年撮影)

 


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2016年漆掻き